あなたは美人?

以前、お仕事でお世話になった方に紹介された、自由が丘の焼酎のお店、「よかろうもん」に行った。今年の10月に夢だったパイロットになる、既婚の男友達と。彼は、全く男の色気はないけれど、実に男の中の男だと同い年ながら尊敬している。こんな人が旦那さんだったら幸せだな、とつくづく感じる。でも、私は好きにならないタイプ…。残念。彼の私の第一印象が相当悪かったらしく、あれがなかったらお前と結婚していた、など冗談でいつも笑いあう仲である。初対面のとき、私はいつものごとくきついことを言って彼を傷つけたらしい。多少覚えているが、そんなことでひく男なんてはなからダメだ。でも、彼は、私の大切にしている「逃げない男」だし、常に向き合う男であると私は思っている。ただこいつ浮気するやつ。本人は浮気と思っていないところが致命傷。だって好きだからしょうがないじゃん、魅力的な女のこが多すぎて、自分はいつも恋をしていると。どうしようもない。
最近、よく結婚している女の友達からアドバイスをうける。私は少々、相手に求める条件が厳しすぎるのではないかと。そんなすべてにおいて完璧な人なんていないよ、と。ただこれだけは譲れないポイントだけクリアしていないとダメだけどって。
譲れないポイント…私、やっぱり厳しいのかな。前述のとおり私のここだけは譲れないポイントって、向きあってくれて決して逃げない男なんだ。男ってすぐ逃げる、それは答えを急ぐ、女がせめるから?確かにこんな私にとことん向き合ってくれる男性って…この先いるんだろうか?

この日「魔王」をロックで頂きながら、彼は私に「なでしこってさぁ、自分のこと美人だと思ってる?」と質問。はぁ?なんてナンセンスな質問ですか〜!? だからおめえのことは好きにならないんだ。
当然私は「思ってるに決まってるじゃん、思わなきゃ生きていけないもん」すると「なでしこだったら思っていいよ」はぁ?全くうれしくないお言葉!笑え、何くどいてるわけ? そんなんでおちません。

昔はやった負け犬の遠吠えの作者が書いた「私は美人」私は美人
に書いてあったことを思い出してしまった。
やまとなでしこたるや、誰もが認める美人だけれど、私は自分のことなんて決して美人だなんて思ったことはありません、と答えなきゃいけなかったのでしょうか?本で女は「自分のことを美人だと思っていることを他人に知られてはいけない」という鉄則がこの世にあると。自分のこと美人って思っていない女性なんて、よっぽどのデブスちゃんしかいないよね。私は鉄則を打ち破り、堂々と胸をはって自分は美人だーと言って生きていきたい。だって美人だと思いこまなきゃ生きていけないもの。